一つ積んでは父のため 二つ積んでは母のため
「石の墓標」


『中世の星の下で』という本の中に、
道のあちこちに、小石が積みあがったオブジェみたいなのが
あって、旅人は通り過ぎる時、
自らも小石を一つ掴んでそこへ積み上げた、
というような事が書いてありました。
一種の魔よけだと考えられていたのだとか。
旅の無事を祈ったのでしょうね。
迷信と
言っちゃそれまでですが…

日本にも賽の河原なんてものがありますよね。
「石を積む」というのは、
中々古い、死者の霊を弔う方法では
ないのでしょうか。



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