奈良の吉野口へ行ってきました。
私は、大阪の南部に住んでいるのですが、
奈良市内にある奈良国立博物館へは、
大阪の中心部まで北上し、そこからJR奈良線に乗り換えて…
といった交通ルートをよく利用します。
今回は別ルートです。
何故なら、吉野口が奈良市内ではなく、
もっと南の、
いっそ和歌山に近いのではと思われる場所にあるからです。
という訳で、
大阪から私鉄で南下して和歌山へ行き、
そこからJRに乗り換えて奈良の吉野口へ行きました。
駅まで車で送ってもらった父からは、
「和歌山は電車が少ないから、
ちゃんと時刻表調べてから行った方がええで」
と、言われていたのですが、
「別に急げへんし、ゆっくり行くからいいよ」
と、私は言葉を返したものです。
まあ本音は面倒くさい、の一語に尽きるのですが、
まさか、
こんな運命が、
私を待ち受けていたとは・・・
なんじゃこりゃ。
JR橋本駅(五条・王寺方面)の時刻表です。
一本逃したら、一時間待ち…。
どうやら、
私はとんでもない所へ行こうとしているのだな、
と云う事が、ようやく分かり始めました。
大阪から奈良(市内)へ行くのには、
JR奈良線で生駒山を抜けて奈良へ行くルートか、
近鉄で二上山を抜けて行くルートが割と有名です。
何故私は、大阪と和歌山の県境にある山
(岩湧山と金剛山系の隙間―紀見峠)を抜けて
奈良に行こうとしているのでしょうか。
(奈良市外の吉野口だから…)
(一番安い料金だから…)
五条駅止まりの電車に乗り、
そこから乗り換えて吉野口へ行きました。
二両車のワンマン電車だったのですが、
「二両目の扉は開きません」とか、
「整理券をお取り下さい」など、
聞きなれぬアナウンスにびびりながらも、
ようやくたどり着きました。
木造っぽい吉野口駅。
駅前の商店。
(右端の並びにうどん屋がある)
駅前から見える中学校。
こちらへ向かって阿吽寺(あうんじ)へ行くのです。
当初の目的をすっかり忘れておりました。
そう、私は、
阿吽寺にある坂門人足(さかとのひとたり)の歌碑を
激写しに来たのです。
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