円教寺・如意輪観音坐像
(えんきょうじ・にょいりんかんのんざぞう)
ジャーン!!
奈良国立博物館の特別展 『西国三十三所〜観音霊場の祈りと美〜』にて、 一目ぼれした観音さまの画像を、 ようやく見つけることが出来ました!!! 兵庫県姫路市の円教寺(えんきょうじ)は、 西国三十三ヶ所の一つに数えられるお寺です。 由緒ある古いお寺から、 2006年1月に大発見ニュースが 飛び出しました。 それが、この、 如意輪観音坐像です。 (写真は産経新聞より 十文字美信氏撮影) 何でも、鎌倉時代前期に造られた菩薩像らしく、 端正な顔立ちと、 切金文様(※)の豪華な衣装が目を引きます。 ※切金文様(きりがね・もんよう) 金箔を細く裁断して文様をあらわす技法。 とても根気のいる作業です。 金泥だと思ったら違った(^^;) こんな綺麗な状態で残っているなんてミラクルですよね。 (実は、左手のどちらかの指が欠けているらしいのですが) 高さ20センチくらいの小さな像です。 本物はもっと男前なんですよ…! 繊細さと気品を兼ね備えた、 王子オーラ全開の菩薩像です。 ちなみに、 如意輪観音って、 苦労知らなさそうなお坊ちゃんタイプ(の顔つき)が 多い気がする。 と、言い出したのは妹。 物思いにふける顔つきが多い 如意輪観音のイメージが そう思わせるのでしょうか。 近年発見された菩薩像で、 その所為か、 ネット情報はかなり、不足気味。 やっと探し当てたページはこちら、 「秘仏御開帳」。 長いページですが、 ちょうど真ん中辺りに、如意輪観音坐像が 載っています。 文章の後半から、 いきなり関係ない仏像(本尊)について語っているので、 混同しないようにご注意下さい。 ポストカード作って欲しかったなあ。 奈良国立博物館。 腕が伸びすぎた千手観音もそうですが…。 お気に入りの像のポストカードないと、 がっかりするんですよね。 |